『追憶』 作 鐘崎那由他

 

この場所からの眺めは特別なんだ
君とたくさん話をした場所だから
君との思い出はきらきらしていた
懐かしいね。船が出発する時の汽笛の音
この音を聞くと君とのことを思い出す
君は元気にしているかな
夢を追いかけて学校に行って
夢の世界に足を踏み入れたと風の便りで聞いたけど
君は声で元気を届けたいって言っていたね
いつも明るく一生懸命に走り回っていたね
君が少し遠いところに行ってからは
ここにはあまり来ていなかったんだ
ここに来ると君とのことを思い出して
君の声が今にも聞こえてきそうなんだ
君のことが大好きだったよ
もっと早く言えばよかったね

 

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