君との記憶

『君との記憶』鐘崎那由他
僕が忘れてしまうと君がいた証が消えてしまう
君のことを後どのくらい覚えてられるだろうか
君との物語にはもう続きがないなんて
出逢った頃のように君ともっと話がしたい
君は私のことは忘れてって言ったけれどそんなことできるはずがないじゃないか
君のことを想い続けるのも苦しく胸を突く
忘却の彼方へ手放すのは出来ない
両の手で掬った砂のように少しずつ溢れ落ちていく
もう君との記憶はほとんどが波にさらわれて行ったけれど
最後の一欠片まで君を想い続けるよ
君は笑うだろうね
もう十分経ったんだから忘れていいのにって
仕方ないじゃないかそれに購うって決めたんだから
本当なら君のことを忘れる前に君の下に行きたい
君は許してはくれないだろうけど
いつかまた君のとなりを歩きたい

 

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