憧れの背中

憧れの背中

『憧れの背中』作 鐘崎那由他
雨の音を聞くといつも先輩のことを思ってしまう
あれは中間テストの前で残って勉強していた時だっけ?
気が付くと外は土砂降りになっていた。
「どうしよう。駅まで走る?」
(私は呆然と下足室で立ち尽くしていた。)
そんな時に先輩は
「俺家近いから使って」って言って駅の方に走って行ってしまった。
私は唖然として、背中を目で追っていた。
あの時の先輩かっこよかったなぁ

 

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