『居場所』鐘崎那由他
君の戻れる場所に 僕はありたい
でもそれは夢を諦めて戻る場所じゃない
疲れたら座れる椅子のように
陽射しを除ける日陰のように
前に進むための力を溜める場所でありたい
僕は君をずっと見ている この場所から
君が夢を掴むその瞬間まで
夢は動き出さなければ近付かない
一歩でも前に進んでいたら
いつか夢は現実になる
回り道になったとしても
夢が叶った時にそばに居られるならば
どれ程嬉しいだろうか
君に必要だと
言われる僕でありたい

 

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