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『星の砂』
『コトノハ』
『影追い』
『月夜の華』
『朱色に咲く』
『漣(さざなみ)』
『月の輪』
『私を見てよ』作 鐘崎那由他
最初は恋なんてよく分からなかった
どこにいても誰といてもあの人のことを想う事なんてないと思ってた
彼に気づいて欲しいこっちを見てほしい
あんな女なんか見ていないで私を見てほしい
私だけを見てほしい
私ってこんなにわがままな女だったんだ
でもそんな事はどうでもいいの
どう見られていても彼には私だけ見てほしい
何かが邪魔をしたからって絶対に彼を私の方に振り向かせるの
恋になんて本気になるなんて思わなかった
私こんなに周りのことどうでもいいなんて思っていたなんて
恋に溺れると周りが見えなくなるなんて教科書のどこに書いてあるの、どんなに勉強しても書いてない
私はこれからどうしたらいいの
こんなに彼のことを想っているのに
私の心は籠の中の鳥だった
彼の元に羽ばたいて行きたいのに
飛び方を教わっていなかった
自由に翔びたい今すぐに